-
-
服部病院の教育制度について
-
当院の看護部基本方針の一つに、
「看護実践能力の向上に努め、安全で良質な看護を実践します」を挙げており、
「継続学習ができる環境を整え、学ぶ人も教える人も共に成長する」を
教育理念としています。看護部長 木曽田 惠子
私は、看護職者は患者さんやご家族に信頼していただき頼りにされることで、必ず成長できると思っています。
そのためには、看護実践能力を高め質の高い看護・介護を提供することが大切であると日々感じています。
当院は、一般病棟、地域包括ケア病床、回復期リハビリテーション病棟、療養病棟があるケアミックス病院ですので、幅広く経験を積み上げることが出来ます。
看護・介護は頭と身体と心をバランス良く使う創造的で魅力的な職業です。自分の考え方や心の持ち方次第でたくさんのことを学ぶことができます。ぜひ自分の仕事に誇りをもって、仕事を通してやりがいを感じ成長してほしいと思っています。教育方法として、以下の３点をもって院内教育を実施しています。
- 1. 教育委員が中心になり、看護職員のニーズに合った教育を計画し実施する。
- 2. 専門的知識・技術を統合し、安全・安楽な看護が実践できるよう、経験に応じたOJTを行う。
- 3. 院外研修も活用し、専門的知識・技術を習得するための支援を行う。
１．教育委員が中心になり、看護職員のニーズに合った教育を計画し実施する。
ラダーを導入し教育体制を整え、ラダーⅠ～Ⅲに対し看護師長会も関わり院内研修を行っています。
ラダーⅠ
研修フィジカルアセスメント、看護倫理、救命救急処置技術、高齢者へのケア ラダーⅡ
研修意思決定支援、チーム医療 ラダーⅠ・
Ⅱ合同研修「看護過程の展開」・「看護への思い」など ラダーⅢ
研修キャリアデザイン、全体像把握とアセスメント、ケア改善のためのエビデンス、看取りに於ける尊厳・尊重・苦痛の緩和、コンサルテーション、地域包括ケアシステム など 看護管理者研修 人材育成・ラダーによる評価のポイント 院内研修は全て勤務時間内に行い、参加者の満足度が高く実践の場で活用できたなどの成果を得ています。また、教育担当者に於いても、研修準備や研修運営を経験しながら人材育成の大切さと教育成果を感じる機会を得ることが出来、共に成長していると実感しています。
２．専門的知識・技術を統合し、安全・安楽な看護が実践できるよう、経験に応じたOJTを行う。
新卒者に対してプリセプターシップを導入し、独り立ちを焦ることなく職場全体で長い目で見守りながらOJTを行っています。経験者に関しても、担当者を決めて経験に応じてオリエンテーション後のフォローを行ない、 相談しやすい体制を作っています。また、透析看護に於いては、透析看護認定看護師による、実践・指導・相談を行い臨床現場への支援を行っています。
３．院外研修も活用し、専門的知識・技術を習得するための支援を行う。
看護協会の研修会や他病院や他施設のWeb研修を積極的に活用しています。また、各学会への参加も推進しています。
-
看護部の教育の取り組み
接遇態度改善に向けたチェックシートの導入勤務中、スタッフの「いいところ」を発見し認め合う「いいねカード」の実施
看護の質の向上、職員のモチベーションアップにつながる新しい取組みも積極的に行っています
-
新人教育・現任教育の育成にも力を入れています。
認定看護師も多数在籍しており、日々活躍しています。